SANZAIするLIFE

中学生の頃は仙人になりたかった。

曖昧なまま、あたし

お疲れ様です。
今日はいい感じの夕焼け空で、目に映る何もかもがゴキゲンに見えます。
明日は土日なので、仕事は休みです。
今日は何をしたんだっけ。
僕の仕事は明日の日本をめちゃくちゃ良くするものでも、悪くするものでもないと思います。
どちらかというと、地球を一周するくらい遠回りでもいいから、良くするものであってほしいと信じています。

髪を肩の上でバッサリと切っていて、目鼻立ちをスルッとして、ストンとしたワンピースを着ていて、簡単に言えば僕の好みの女性が向こうから歩いてきて、マーシャルのヘッドフォンをしていることに気がつき、やはり趣味も素敵です!!!なんて思いつつ、僕とゆっくりすれ違いました。
僕はすれ違うちょこっと前から、わざとゆっくり歩きました。僕好みの彼女もすれ違う10mくらい手前から歩く速度が落ちたように思います。そう信じたいです。
すれ違う少し前から彼女が何かの曲を口ずさんでいました。
「…まいなまま、あたし。曖昧なまま、あたし。ハッキリしないからいいの。分からない方が素敵でしょ?…」
ハッキリとは分からなかったですけれど、こんな感じでした。
分からない方が素敵かあ、と僕は少し考えました。
そして、どこか点と点が結ばれて線になるような感覚がありました。
なんとなく、わざとらしく、サッと振り返りました。そこには彼女の姿が、もちろんあって、まだ歌いながら歩いているようでした。
そのことを確認したあと、僕も駅に向かって歩きだしました。

曖昧なまま、あたし
曖昧なまま、あたし
ハッキリしないからいいの
分からない方が素敵でしょ

口ずさんだら、夕焼け空と相まって、僕もゴキゲンになりました。
ゴキゲンガール、サンキューベリマッチ。